<Header>
<Author: 李白>
<Title: 秋思>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 秋思>
<BookPage: 197>
<UsedPage: 1>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
燕支黃葉落，
妾望自登臺。
海上碧雲斷，
單于秋色來。
胡兵沙塞合，
漢使玉關回。
征客無歸日，
空悲蕙草摧。
<End Poem>
<Translation>
燕支山の黄ばんだ木の葉が落ちる秋、 
わたしは高臺に登って、そちらの方角を眺めている。 
青海があるあたりかどうか、空の雲もたえだえになって、とても見渡せるものではない。
ただ西城のあたりから吹いてくる風はだんだんつめたくなって、この邊まで秋の色に染まってくる。 
聞けば、えびすの兵隊が大集團をなして沙漠の要塞におし寄せているとか。
玉門關から朝廷の御使者が歸って見えたので、そんなようすがあらかた寄せられた。 
わたしの夫が歸れる日なんで當分見こみがなかりそう。 
かおりの高い蕙草が霜枯れてゆくのを見るのはかなしい。わたしの容色も同じことよ。 
日に日に衰えてゆくのをかなしむばかり。
<End Translation>